パディントン発4時50分
2018年3月 二夜連続放送
2018年、あの名探偵の日本版ヒロインが華麗に誕生!!
天海祐希、アガサ・クリスティ作品初挑戦&
“和製ミス・マープル”を熱演!!
並走する列車の中で殺人が…!? “消えた死体”の謎を追う!!
■ミステリーファンを魅了し続ける傑作をドラマ化! “和製マープル”が誕生!!
車窓から並走する列車の殺人現場を目撃する…というドラマチックな幕開けが読者に鮮烈な印象を与えた、“ミステリーの女王”アガサ・クリスティの傑作『パディントン発4時50分』。
主人公は、アガサ・クリスティが生み出した人気キャラクター、“ミス・マープル”。
原作では鋭い洞察力により難事件を解決に導く老婦人として描かれていますが、今回、日本版にアレンジするにあたって、“元敏腕刑事にして危機管理のプロ”という華麗な経歴を持つデキる女、天乃瞳子(あまの・とうこ)に大胆に生まれ変わります!
ある夕方、瞳子の義母が『特急オリオン』に乗っていたところ、並走していた『寝台特急朝霧』内で男が女性の首を絞めているのを目撃。すぐさま通報したものの、寝ぼけていたとして車掌も警察も取り合いません。
そんな義母の汚名を返上するため真相究明に立ちあがった瞳子は、犯人が車内から死体を投棄したものと推理。死体が投げ込まれたのは、沿線に広がる豪邸の敷地内だと考え、“ある人物”をその屋敷に潜入させます。
しかし、その豪邸には、一筋縄ではいかない曲者の社長一族が顔を揃えていました。はたして、“消えた死体”の行方は…!? そして、なんと屋敷内でさらなる殺人事件も発生! 複雑に絡み合う一連の事件の真相とは…!?
列車ミステリーの要素はもちろんのこと、豪邸に舞台を移して次々に起きる殺人事件を、頭脳明晰な“和製マープル”天乃瞳子は、どう解き明かしていくのでしょうか…!?
■天海祐希が消えた死体の行方を追う!最後まで犯人がわからない緊迫のミステリー!!
主人公・天乃瞳子を演じるのは、舞台、ドラマ、映画と縦横無尽に活躍し、常に強い輝きを放ってきた天海祐希。天海が、アガサ・クリスティ作品に挑むのは初めてのことです!
連続殺人の謎を紐解いていく瞳子には膨大なセリフが課されており、事件に挑むヒロインさながら、天海はその試練に果敢に挑戦! “危機管理のプロにして名探偵”という新たなキャラクター・瞳子を、凛とした演技で表現しています。
脚本は、旭日小綬章受章のベテラン・竹山洋氏。緊迫感をたたえた濃密な構成で、いったい誰が真犯人なのか――最後まで目が離せない展開が続いていきます。
1957年、アガサ・クリスティが生み出した傑作が、天海祐希という名女優を迎えて日本のミステリードラマとして2018年春、鮮やかによみがえります! 3月の放送にぜひご期待ください!
登場人物
天乃瞳子(あまの・とうこ)
天海祐希
警視総監賞など数々の表彰を受けた元刑事。がんを患った夫を看病するために退職したが、夫が他界した後、その優秀さを買われて民間企業の顧問に就任。危機管理のプロとして現在、20社もの顧問先を抱えている。
亡夫の母から特急内で男が女性の首を絞めているのを目撃したと聞き、捜査に乗り出さない警察に憤り、真相究明に立ちあがる。
あらすじ
ある日の午後、サングラス姿のひとりの女性が『寝台特急朝霧』に乗りこんだ。彼女の目的は、“消えた死体を捜す”こと――。
その女性の名は、天乃瞳子(天海祐希)。瞳子はかつて敏腕刑事だったが、がんを患った夫の看病のために退職。夫が他界した後、その優秀さを買われて危機管理のプロとなり、民間企業の顧問に就任していた。
実は3日前、瞳子の亡夫の母・天乃雀が『特急オリオン』に乗っていたところ、並走していた『寝台特急朝霧』内で男が女性の首を絞めているのを目撃。雀はすぐさま車掌に通報したものの、彼は彼女が寝ぼけているものと思い込み、取り合わなかったのだ。その後、念のため地元警察が線路際を捜索したが、死体は見つからなかったという。
雀の訴えを聞いて憤慨した瞳子は、彼女の汚名を返上するため、警察を告発すると宣言。さっそく捜査に乗り出し、手がかりを探して同じ時刻の『寝台特急朝霧』に乗ったのだった。その動きを察知した唐木警部や鈴木刑事ら警察側がけん制してくるが、瞳子は意に介さない…。
瞳子は、犯人が女性を殺害した後、車内の窓を開けて死体を放り捨てたものと推理。死体が投げ込まれたのは、線路に隣接して広がる製菓会社社長・富沢信介邸の敷地の中だと思われた。
瞳子は、知人の家政婦・中村彩に富沢邸に潜入するよう指示。屋敷には、ワンマンな信介のほか、長女の恵子、執事の大山勝が同居しており、時折、次男・哲次、三男・晴三、亡き次女の夫・古川晋、信介の担当医の佐伯慶一らが出入りしていた。
“スーパー家政婦”として名高い彩はすぐに富沢邸に雇われ、卓越したスキルで家事をこなしながら死体を捜しはじめるが、はたして消えた死体の行方は…!? さらなる殺人事件も起きる中、瞳子は事件の真相にたどり着くことができるのか…!?
スタッフ
(原作)
アガサ・クリスティ『パディントン発4時50分』(ハヤカワ文庫刊)
(脚本)
竹山洋
(監督)
和泉聖治
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